Web無料公開作品をアップしました。
ページ数がずれていますが、生命活動に支障はないので気にしないでください。
Web無料公開作品をアップしました。
ページ数がずれていますが、生命活動に支障はないので気にしないでください。
電車で読んだらあかんやつ②のあとがきを書きました。
あとがきを書くと思うのですが、え?そんなこと考えながら書いてたっけと自分で不思議に思います。
読み返したらそういう話だったてこと多いですね。
ほんと、物語は神様からの贈り物なんだなと、しみじみ思います。
「マジカルステッキ」
「春のいたずら」
「まもる君」
「平成鬼ごっこ」
「公園墓地」
「魔女っ子マジョリティ」
「ジェネレーション・ガール」
「旅と門」
「職人気質」
「SKS48」
「ドッペルゲンガー、多め」
「曖昧なモコ」
「どり~む・かむ・とぅる~」
「あかんやつ」
「さよなら、タルパ」
あとがき
※全ての作品に少女が出てきます。
×
本文の冒頭にも書いてありますが、マジカルステッキが落ちていないかと、考えながら歩いている時に思いついた話です。
魔法少女の設定が小学生とかだと、それって善悪の判断ができない年頃で、実はけっこう危険なのです。
学校で何が流行っているかなんて、本当にわかりません。
子どもたちの中での流行って、特有の価値観の中に存在していて、消しゴムのカスを集めるとか、独自ルールとか、大人になると理解できなくなってしまう、不思議な時期だなと思います。
最近のランドセルは、形もカラーバリエーションも、すごく増えているようです。
選択肢は多い方がいいですよね。
私も、六年生の時はランドセルが嫌でしょうがなかったのを覚えています。
まだまだ、進化しそうですが、作中のような機能はつけなくてもよい世界になって欲しいものです。
あと、初期ステータス適当に振られると、マジでへこみます。
幼い頃、ままごとが好きでした。ずっとやっていました。
あらゆるものに勝手に設定をつけるのが好きでした。そればっかり考えていました。
子どもの考える、独自ルールは時に目を見張るものがあります。
何故、そういう発想になるのか、まったく理解できないのですが、ぶっ飛んだ発想にいつもびびります。
漫才ですね。
見たことはないですが、もしかしたら、小学生って日常会話ではこんなこと話してるかもしれません。
そういえば、大阪の電車の中で、女子高生が、誰も聞いていないのに、ずっと漫才していました。ま、私は聞いていましたけどね。
これも、子どもがチカラを手に入れた時、どう使うかって話ですね。
お約束とか、子どもには通用しないんです。
怪人はきっと毎回、どきどきしているでしょう。
やっぱり、戦いの中で何かを学んでいくのがいいですね。
世代間の価値観の相違の話です。
もし、未来からタイムスリップしてきたら、現代人と未来人の間にジェネレーションギャップが起こるわけです。
未来で何が流行っているかなんて、誰にもわかりませんからね。
こんな事も、あり得るかもしれません。
シリアスコメディーということで書きました。
トウコの最後の言葉をどうとらえるかによって、あなたの趣向を占います的な話です。
SFだったり、ホラーだったり、ハートフルコメディーだったり。
卒業は旅の始まり、門は新しい世界なんです。
召還士アイドル。そのうち出てきそうですね。
これは、ライブ会場の前を通った時、本当に地面が揺れていたんです。その時、このエネルギーは、魔神すら呼び出せるんじゃないだろうかと、そう思いました。
たくさんの、人の脳波が同調すると、なんらかの現象が起こるという、実験が本当にあるそうです。
ちなみに、SKS48を検索すると、触手48手というエロ本が出てきます。
なんか悔しかったです。
×
もし、ドッペルゲンガーを見てしまったら、もう捕まえるしか、確かめる方法はないんです。
ま、捕まえた後、どうするかは自由ですが。
煮るのはやめておきましょう。
ちなみに、当初タイトルは「ドッペルゲンガー、特盛り」でした。
×
作中の「もこなの?」は、「おこなの?」のイントネーションです。発展系に「激もこモヤモヤ丸」があります。
曖昧模糊という言葉が好きです。
なんか、はっきりしない様って、想像の余地があって、良いですよね。
モヤモヤしますけど。
モコというガジェットキャラクターを考えたものの、ビジュアルが思い浮かばなくて、モヤっとさせたというのは秘密です。
×
ノスタルジックコメディーです。
神様は大変です。
良い願いも、悪い願いもいっぱい来るんですから。それくらい、人は常に願望を持っています。その思念の数は、やはりすごいエネルギーを持っているのだと思います。
×
昔、夏休みの自由課題って、本当に自由で良いんだ!と思ってやらなかったら、夏休み明けに怒られたことがあります。
自由と良いながら、自由ではない。
幽霊採取も悪くないですけどね。できるなら。
「こいつまだ薄いから、たぶん上物ですよ」
ほんと、子どもは怖い・・・
×
昭和の文豪風パロディーです。
手紙で、一方的にわけわからんこと言うのって楽しいですよね。
渡された方は迷惑でしょうけど。
作中、わたしと、貴方がぐちゃぐちゃになっているのは、整理しようとして、自分で混乱して諦めたからです。
ま、同一人物なんで、どっちでもいいんですけどね。
作中で書いてる本人も、わかってないんです。
だからいいんです。
×
大阪で電車に乗ると、たいてい誰かが551の豚まんを土産に持っていたりします。すると、電車の中が常に豚まん臭いのです。
あろうことか、電車の中で食べ出すおばちゃんとかもいて、なんとも混沌としています。
でも、それを許してしまう雰囲気があります。いや、むしろ「一個くれ」と言いたくなってしまうのが豚まんのすごいところなのです。
これは、実際占いに行った時に思いついた話です。『中野の母』に会いに行ったのですが何故か違う占い師に占ってもらうことになったのです。それが姪かどうかはわかりません。
占い師の肩書きに『○○の母』みたいなのが多すぎていつも困惑します。どんだけオカンおるねんと。
女子プロレスラーのプライベートを想像した時に思いついた話です。
実際こんなことはないと思いますが、試合の時とプライベートの差はどんな感じなんでしょうかね。
タイトルの「ぎしんあんき」は漢字で書くと「疑心暗器」になります。
ネタバレするので、ひらがなとなりました。
これは、不条理を描こうと思って書きました。この話の主人公はミコではなくレイコです。しかし、レイコは何もしません(戦闘に間に合いません)。最後に掃除を手伝うだけです。つまり、主人公としてのレイコの立場から見たら、こんな不条理なことはないのです。
×
最初に分娩室の前でそわそわする、レッドの姿が頭に浮かびました。
何故、そわそわしているのかを想像したとき、この話が生まれました。
とりあえず『デラックス霊媒師』ってどんなロボットなんでしょうかね。たぶん、右手におおぬさ(白いヒラヒラした紙のついた棒)を持っていると思います。
私はコンビニによく行きます。
コンビニの店員って、無個性のようで実はとても個性的なのです。
学生の頃通っていたコンビニに『ありがとおじさん』という名物店員(私の中で)がいました。ありがとおじさんは、ことあるごとに「ありがと!」と叫ぶのですが、ある日、コンビニ強盗に遭った時、おじさんはいつものように「ありがと!」と言ったそうです。
秋葉原のメイド喫茶に行った時に思いつきました。なんでも、そのメイド店員は普段は堅い仕事をされているそうで。
そのメイド店員には独自の処世術のようなものがあって、客が何を言っても「そうそう」と適当に流してしまうのです。
なんかすごいなと思いました。
お盆ネタは良く書きます。
何故ならお盆が好きだからです。
祖先の霊が帰ってくる行事って、別にオカルト的な意味合いではなく、信仰心として大事だと思います。本当に帰ってくるかどうかではなく、信じる心が大切なのです。そしてそれに伴い、家族が集まり、祖先の霊とともに穏やかな時間を過ごすことが、本質なのではないのでしょうか。
ゲームってステータス異常が表示されて、すごく便利だなって思います。
現実世界では「今日、熱があって・・・・・・」とか言ってもなかなか信じてもらえません。そんなとき、体の右上くらいの位置に『状態異常・発熱』と表示されれば良いのになといつも思うのです。
しかし、仮病が使えなくなります。
私は幼い頃から嘘つきでした。最初は周りの注目を浴びたかっただけかもしれませんが、いつしかそれは人を楽しませるという快感にシフトしていきました。
人を楽しませるのが大好きなのです。
「嘘」というと、ネガティブなイメージが強いですが、フィクションと言うと、エンタメの匂いがします。
そのさじ加減を一生考え続けていきたいと思っています。
最近、『マスク美人』という言葉が市民権を得てきました。
『後ろ美人』なんて言葉もあるように、見えない情報を、見える情報で補う習性が人にはあるようです。
『チラリズム』もそうですね。
視覚の誤認も、見えない部分を勝手に脳が補っているそうです。
そう考えると、ああ、人間って本質的にそういう生き物なんだな、と思うのです。
まず最初に「ガマグチ」というペットネームを持った兵器を出したくて書きました。
それって格好いいのか? という疑問が常につきまとう不思議なネーミングです。
さらに、今回のテーマ『戦う人々』を描こうとゴミ収集業者の話にしました。
これは、どんな仕事にも意味があって、それと対面する時、心の持ちようで誰でも主人公になれるということが、言いたかったのです。何故なら、人生の主人公はいつだって自分自身だからです。
この物語に登場する二人は、ゴミ収集に関してネガティブな印象を持っていますが、実際はそんなことないと思います。
そういえば、その昔、実家のトイレはくみ取り式で、火曜の朝にバキュームカーがくみ取りに来てたのですが、そのおっちゃんが「お~い! 便所~!」と叫びながら現れるのです。
おっちゃんは、幼き日の私にとってヒーローでした。
「リミット・オブ・メイク」
「新宿の姪」
「ぎしんあんき」
「レイバイン」
「計算違い」
「プラマイ・ゼロ」
「後悔」
「はじめてのおつかい」
「勇者は具合が悪そうだ」
「相互面接・団体の部」
「ポッポポー」
「四月少年」
「突風野郎Aチーム」
「覆面合コン」
「ガマグチ」
※全ての作品で何かと戦っています。
×コントの本質を極限まで高めた作品にしようと思って書きました。
それはつまり『まったく意味のない』作品になるわけです。
物語の中で冒頭から帰結まで一切変化がありません。これは物語ではないのです。
しかし、コントとしてはそれでも成立するのではないかと思い書いてみました。
成立してんのかなぁ。
「つり橋、時が止まる」
「ヘラヘラ笑う」
「タイトロープ症候群」
「併走記念日」
「ごっこ」
「門脇さんと僕」
「ふらっしゅ・もぶ」
「ラジコンじじいと狙撃女」
「最後の晩餐」
「大道芸人として」
「線香花火~交錯する想い~」
「墓地コン」
「訳あり物件」
「お嬢様、釣りをする」
「除夜の鐘~それはゴング~」
※全ての作品で男女がちちくりあっています。
男女の話というテーマで考え始めた時、一番最初に思いついた話です。表紙絵にもしてもらいました。
今回の話には、よく『ドキドキ』という言葉が登場します。男女の関係って、やっぱりドキドキが大事なんだなと思いました。言うなれば、いろんなドキドキを集めた作品集なのです。
×
ヘラヘラ笑うと言うと、なかなかイメージが湧きづらいかもしれません。そういう方は、バック・トゥ・ザ・フューチャー3のビフ・タネンを見てください。まさにヘラヘラ笑っていますから。
この話は「ヘラヘラ笑えるほどには回復しましたよ」・・・・・・それって回復してるの? という思いつきから生まれました。
最後の突っ込みは「お前が歌うんかい!」のノリですね。
×
待ち合わせに遅刻する人を見ると、『この人はこちらをドキドキさせようとしてるのではないだろうか?』と勘ぐることがあります。 時間通りに来ないということは、途中で何かあったとか、何か気に触ることをしたのではないかと、思ってしまうわけです。
小心者(心配性)相手に遅刻するのはやめてあげましょう。
×
この話のテーマは『場末感』です。
人に「場末感すごいね」と言うと、たいていネガティブな意味合いでとられるのですが、私的には褒め言葉なのです。
狙っても出ない、特有の『場末感』は、『味』とも言えるのです。
そんな味わい深い『場末感』が大好きです。
×
『なんちゃって極限状態』を描いた話です。
男女付き合いの根底には、想像力があるのだと思います。相手が理解できないからこそ、想像で補わなければならない。しかし、その想像はたいてい的を外していて、なかなか思い通りにはいかない。
そんな、やきもきを、極限状態でくり広げてみました。
×
中学生男子にとって、女子とは未知の生物です。だから、もしこの話のようなことがあっても、それを認めてしまうのではないでしょうか。
そうやって、大人になっていくのです。
とりあえず、鳳凰型のおっぱいは、ぜひ見てみたいです。
×
テーマは「平和」です。
この話は平和の象徴なのです。つまり鳩とイコールで繋いでも差し障りないということです。お気に入りは、言わずもがなモシン・ナガンの描写シーンです。
いやもう、それがやりたかっただけです。
×
ちょいコメになってしまいました。
コメディー感があまりでなくて残念です。
まぁ、思ってることを言うのは大事ですよね。しかし、言わないという思いやりがあるのもまた事実です。そのさじ加減が男女の関係にはとても難しいのでしょう。
×
本文中にも出てきますが、『地球人と宇宙人のソレと男女のソレ』は同じようなものではないかと思います。
基本的には理解ができないものとして、それを超えたコミュニケーションを探り続けなければならないのでしょう。
その道は男女というものがある限り、遙か昔から続いてきて、そしてこれからも続くのです。
×
「墓地、歩きませんか」というセリフが書きたくて書いたような話です。
しかし、根底にあるテーマは男女のソレを超越した『何か』でしょう。
幽霊だって良いじゃない。好きなんだから。 価値観の多様化は、こういうところにも影響を及ぼしているのです。
×
これ、実はホラーです。
何がって住人のプライバシーを暴露しまくる『私』がもうホラーですよね。怖すぎる。
ちなみに、この『私』は凄腕なんです。訳あり物件の紹介に関しては。
しかし、ホラーコメディは難しい・・・。
×
会話ネタです。
一集にひとつ入れようと思っているシリーズです。冒頭と巻末で何も変化しない。
本当に日が暮れるだけの話。そういうコンセプトで書いています。
執事も大変ですね。でも、ここに出てくるお嬢様は意外と素直で好きです。
×
言わずもがな再会と再開をかけたダジャレです。しかし、コンセプトは気が付いたらコメディだった、なのです。
序盤は真面目に書いておいて、気が付けばおかしなことになっている。
お約束感を出したくて書きました。
なんか良い感じに、ガッカリ感がすごい話になりました。
×
今回は、連作ショートショート形式ということで、世界観を統一した物語を十五本用意しました。最後の二話がコメディではなくなってしまったことに少し悔いが残ります。次は、最後までコメディで終わらせられたら良いなと思います。
今回のテーマになった『十把一絡げ』という言葉は良いですね。いろんなものを一つにまとめたものって、混沌に満ちていて、まさにこの世界、人生、コメディを指しているような気がします。
そもそも、明瞭な生き方とか事象って本当はないと思うんです。そこには、あらゆる思惑が複合的に絡み合っていて、多角的側面を持っている。
この主人公も、一見どこにでもいる女子大生ですが、その内にはドロドロとした、曖昧で自分でもよくわからない感覚が渦巻いているのだと思います。それをコメディで描くというのが今回のコンセプトでした。
しかし、幻想文学×コメディは難しかったです。どこまでファンタジーにするかという線引きが、コメディのリアリティに作用してくるシビアな作業になりました。
まぁ、夢オチですが。
本作をお読み頂き、誠にありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。
二千十四年十月十日
酒井貴司
収録作品
「十把一絡げ商店街」
「ヒトカラゲ~香りを訪ねて三千里~」
「ダイバーショップ」
「供養する定食屋」
「思い出の資源ゴミ」
「民間療法士」
「こだわりの家具屋」
「創作雑貨屋」
「蝋燭を売る少女」
「ランドセルと心配症」
「炭送り」
「苦痛診断士」
「喫茶・室蘭」
「門と窓」
「叫び」
※本作は連作ショートショート形式です。
あらすじ
ある日、美人女子大生の『わたし』は不思議な占い師に出会い『十把一絡げ商店街』へと迷い込む。
そこで出会った、ヒトカラゲに勧められ、香りを記憶する『スメルラリー』に参加することに。
その商店街は不条理に満ちていて、何もかもが狂っていた。
果たして、『わたし』は香りの秘密を知り、元の世界に戻ることができるのだろうか・・・・・・。